売上(収益)を計上するタイミングは、商売の形態に応じて、商品やサービスを先方に引き渡した日はいつかについて適切に決めること、そしてそれを継続的に行うことが大切です。

店舗で、商品やサービスと引き換えに現金をもらっているような商売では、その時点で売上を計上します。しかし、掛売り(代金後もらい)や前受け(代金先もらい)で商売をしている場合は、代金をもらった時点で売上計上するのは、原則として誤りとなります。

例えば、注文に応じて製品を出荷し(3/29)、先方に納品し(4/2)、先方が検収を行い(4/5)、振込みで代金をもらった(5/31)場合は、

(1)出荷基準:当方から製品を出荷した日を売上の日とする

(2)納品基準:先方に製品が届いた日を売上の日とする

(3)検収基準:先方が製品を検収した日を売上の日とする

のうちいずれかを売上計上の日と決めて、継続的に適用します。(1)にすれば売上は3月に上がり、(2)や(3)では4月になります。代金をもらった日を売上の日にすると5月に売上が上がりますが、これは原則誤りです。

また、雑誌の定期購読のように、1年分の代金を先にもらい、その後毎月雑誌を送付するような場合は、雑誌の引渡し日をいつにするかを適切に決めて売上を計上し、継続的に適用する必要があります。