在庫回転率とは

在庫回転率とは、一定期間内に商品・製品が何回分売れたか(何回転したか)を表す指標です。商品・製品の売れた“スピード”を表します。計算式は次の通りです。

在庫回転率 = 売上原価 ÷ 棚卸資産

1年決算の会社で決算書を元に計算した場合、一定期間は1年間。上記式の「売上原価」を「売上高」に換えて計算する場合もあります。また、「棚卸資産」は商品・製品の期末在庫高となりますが、期首と期末の平均高や毎月の平均高にして計算する場合もあります。

この数字が大きい、つまり回転率が高いということは、同じ期間内に回数多く売れているということであり、それだけ多く粗利益も稼ぎ、売上金も回収できているはずですので、業績や資金繰りにプラスに働いているということになります。

「在庫回転率」を同業他社や自社の過去数値と比較したり、商品別、部門別などで比較することにより、業績や資金繰りに影響を与える要因としての問題点や改善点を見出すことができます。

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