月給制と日給月給制

給与形態には、年俸制、月給制、日給月給制、週給制、日給制、時給制など様々なものがありますが、間違って理解していることが多いのが「月給制」と「日給月給制」です。

両者とも、1ヶ月単位で給与額が決められている点は同じですが、欠勤や遅刻・早退をしたときの処理に違いがあります。月給制では、基本的に欠勤や遅刻・早退があっても給与控除をしませんが、日給月給制ではその日数や時間に応じて給与控除を行います。また、月給制でも、何日欠勤しても給与控除しない(「完全月給制」などと言ったりします)場合もあれば、例えば7日以上欠勤したら控除するなど、会社によっても様々な規定があります。

給与が月額で決まっているから「月給制」と安易に口にしていると、トラブルの元になるケースもあります。特に中小企業では「ノーワークノーペイの原則」を採り、欠勤等では給与控除する会社が多いので、就業規則にも「当社では日給月給制を採用する」などと明確に規定しておくべきです。

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