「収入・支出」と「収益・費用」の反対作用
「収入・支出」と「収益・費用」は似た言葉ですが、きちんと使い分けることをお勧めします。
「収入」はお金(現金や預金)が入ってくること、「支出」はお金が出て行くことです。「元々あったお金+収入ー支出=今あるお金」となります。
「収益」は売上など、損益計算書でプラスとなるもの、「費用」は売上原価や経費など、損益計算書でマイナスとなるものです。「収益ー費用=利益(または損失)」となります。利益は税金の対象となります。
お金を増やす(資金繰りを楽にする)コツは「収入は多く、早く、支出は少なく、遅く」ですが、税金を少なくするコツは「収益は少なく、遅く、費用は多く、早く」です。収入と収益、支出と費用はイコールではないが大まかには似ている、また、お金を増やすコツと税金を少なくするコツは相反する関係にある。つまり、お金を増やすことと税金を安くすることは、大まかには矛盾しています。
お金を増やそうとすれば税金も多くなる、税金を少なくしようとすれば資金繰りはしんどくなるのが自然なのです。さて、あなたはどちらの道を選びますか?